音楽家は楽器演奏において極めて特殊な身体運動を強いられ、その結果通常の人々では考えられない軽い症状でも演奏に重大な支障を生じます。
 バレエ・ダンサーは舞台上だけでなく、日々の練習においても特殊な身体運動を強いられ、やはり通常の医学では対応しきれない健康問題を抱えています。
 このような演奏芸術(Performing Arts)にかかわる音楽家やダンサーの健康問題を医学的に検討する目的で、このたび 日本演奏芸術医学研究会(Japanese Performing Arts Medicine Association)が設立されることになりました。
 私たちは、この研究会を通じて「芸術家の側に立った医療」の実現を目ざします。 

研究会の発足と発展、入会のご案内

このたび日本演奏芸術医学研究会は、医師および歯科医師を対象とした一般社団法人として発足しました。
令和5年7月16日(日)には第2回学術集会を開催する予定です。【こちらのページをご覧下さい】
また理学療法士や作業療法士など、医療機関における有資格のセラピストを対象とした「日本演奏芸術セラピィ研究会(仮称)」が、来年7月17日(月祝)に第1回学術集会を開催します。【こちらのページをご覧下さい】
さらに運動学・栄養学などの基礎研究に従事される方々や、音楽家を含む一般の方々を対象とした研究会の開催を再来年に計画しております。
以上のように、本研究会は音楽家とダンサーの医療についての議論を、医療現場から一般の人たちへと順次拡大してゆき、これまでにないスタイルの演奏芸術医学Performing Arts Medicineの研究会として、世界に発信してゆく所存です。

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和4年10月

一般社団法人日本演奏芸術医学研究会 代表理事 酒井直隆 

【第1回学術集会の模様】

第1回日本演奏芸術医学研究会学術集会の模様

日本演奏学術医学研究会 第1回学術集会の詳細記録を
こちら にてご覧ください。